C君、彼は今あまり学校に行けません。学校に行けても教室に入れません。40年以上も前の学生時代、まだ発達障害などという言葉もなかったころに読んだ本の中に、「空気に色がついていて、私を拒絶するんです」、そんな文章があったのを思い出しました。もしかしたら「このC君も?」と、ふと思い聞いてみました。『そう、教室が青、いやもっと濃い、ムラサキ』。やはりそうなのか。普通に賑やかな、よく言えば活気のある教室が自分を拒否しているような空気感、頑張って入ってもムラサキの色が自分の中に入って来ているようで頭が痛くなって心が壊れていくような感じになってしまう。そんな状況のC君。専門医でも何でもない私ですが、何となく彼の心が理解できます。゙いきいぎの場でも授業中にそのような状況が少しずつ出てきました。若い講師たちは一生懸命に考え悩み、共にあろうと、彼に「頑張って!」と声かけしています。でも『頑張れ』の言葉が何の役に立たないどころか、この゙いきいぎをも紫色にしてしまうのではと思い、講師たちに「頑張れ」を禁止しました。『空気清浄機になろう』、これが私が講師たちに伝えた言葉、「自分の清浄能力を超えた時には臨時的に新鮮な場を提供し、彼自らが体内を浄化するよう促そう」、そう考えました。どうすれば空気清浄機になれるのか?若い講師たちはまた悩み出しました。私にもその具体的な方法は伝えられません。C君への想いを持ち続けること、あとはその場でC君の眼が教えてくれると思っています。

゙いきいぎの授業風景
(本文と画像は関係ありません)